貧しい者を道から押しのける者がある。 世の弱い者は皆彼らをさけて身をかくす。
悪しき者が起るときは、民は身をかくす、 その滅びるときは、正しい人が増す。
彼らは弱い者の頭を地のちりに踏みつけ、 苦しむ者の道をまげ、 また父子ともにひとりの女のところへ行って、 わが聖なる名を汚す。
人を殺す者は暗いうちに起き出て 弱い者と貧しい者を殺し、 夜は盗びととなる。
国の民はしえたげを行い、奪うことをなし、乏しい者と貧しい者とをかすめ、不法に他国人をしえたぐ。
しかしその父は人をかすめ、その兄弟の物を奪い、その民の中で良くない事を行ったゆえ、見よ、彼はその悪のために死ぬ。
乏しい者や貧しい者をしえたげ、物を奪い、質物を返さず、目をあげて偶像を仰ぎ、憎むべき事をおこない、
彼らは乏しい者の訴えを引き受けず、 わが民のうちの貧しい者の権利をはぎ、 寡婦の資産を奪い、みなしごのものをかすめる。
世にはまたつるぎのような歯をもち、 刀のようなきばをもって、 貧しい者を地の上から、 乏しい者を人の中から食い滅ぼすものがある。
正しい者が勝つときは、大いなる栄えがある、 悪しき者が起るときは、民は身をかくす。
貧しい者をしえたげて自分の富を増そうとする者と、 富める者に与える者とは、ついに必ず貧しくなる。
これは彼がいつくしみを施すことを思わず、 かえって貧しい者、乏しい者を責め、 心の痛める者を殺そうとしたからです。
貧しい者をかえりみる人はさいわいである。 主はそのような人を悩みの日に救い出される。
わたしがもし貧しい者の願いを退け、 やもめの目を衰えさせ、
わたしは苦しい日を送る者のために 泣かなかったか。 わたしの魂は貧しい人のために 悲しまなかったか。
これは助けを求める貧しい者を救い、 また、みなしごおよび助ける人のない者を 救ったからである。
貧しい者の父となり、 知らない人の訴えの理由を調べてやった。
もし着物がないために死のうとする者や、 身をおおう物のない貧しい人をわたしが見た時に、
貧しい者をしえたげる者はその造り主を侮る、 乏しい者をあわれむ者は、主をうやまう。
「バシャンの雌牛どもよ、 この言葉を聞け。 あなたがたはサマリヤの山におり、 弱い者をしえたげ、貧しい者を圧迫し、 またその主人に向かって、 『持ってきて、わたしたちに飲ませよ』と言う。